■ビジネスの可能性
先進国の人口の10%が一度の宇宙旅行に2万ドル(約200万円)払うとすると、2兆ドル(約200兆円)の市場となります。これはこの市場規模を小さく見積もっているのであってもっと可能性があります。
世界で急速に人口が増えている中間クラスの人々も含め、50%以上の人が宇宙旅行に行きたいと言っているのです。その内、多くの人が一度ではなく何度か行くことを望んでいます。
20世紀には、多くの新しい産業が生まれました。現在、先進国のほとんどの人がそういった新しい産業の中で働いています。その代表的なものが航空産業です。宇宙旅行は飛行機旅行のように大きな産業になり数千万の仕事が生まれると考えられています。
数百万の人が宇宙を旅行できるようになり、数千の人が宇宙ホテルで働くようになるという情景は、遠い将来のことではなくて、これはまさに今始まろうとしている現実なのです。
この活動の成長は文字どおり無限です。地球低軌道への旅行は、宇宙開発をひっぱる重要なステップです。これによって宇宙に市場が形成されるからです。
ぱっときませんか?どこに市場やビジネスチャンスがあるのでしょうか?軌道上に浮かぶホテルサービスには多くの補助的な産業が付随するでしょう。窓のメンテナンスサービスはどうでしょうか?多くの大きい窓は航空機のように、宇宙ホテルにとって重要な要素となります。これらのメンテナンスがいきとどかないと致命的な事故につながります。 ですから、現在航空機の窓をメンテナンスしている会社は新しく宇宙での事業を持つことになるでしょう。
これらは一例であり、宇宙ビジネスは新フロンティアとして無限の可能性をもっており、その開拓はすばらしい社会への貢献と経済効果を生むでしょう。
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ビジネス成立性研究結果
世界中で宇宙旅行ビジネスを支持しているレポートが出版され、1998年のNASAの最初の宇宙旅行に関する報告の中で、やはり、宇宙観光は宇宙産業の一番大きなビジネスになるのではないかと結論しています。
それから、AIAAの出版した報告は、同じ結論を下しています。又1998年、経団連が作ったパンフレットの中で、日本の宇宙技術について説明していましたが「商業化」という言葉を一度だけ使って、「宇宙観光旅行は宇宙活動の商業化の動機づけになることに期待している」と書かれています。
2001年、ケリー・スペースという会社はNASAのマーシャル基地のために宇宙輸送の可能な需要を調べたら、結果は同じで、航空産業のように乗客からの需要は打ち上げ産業の一番大きい市場になるではないかと繕論を下しています。
2002年、ヒュートロンというコンサルタント会社は同じような研究をもっと大きな予算で行って、26種類の可能な宇宙輸送需要を調べ、その中で宇宙観光は一番で、他の可能性より遥かに大きくなると結論を出しています。2002年にも米大統領のエアロスペース・コミッションもそのような結論を出版し、又、NASAは同じ結論のASCENTという報告を出版しました。
従って、宇宙観光産業のアイディアは広く受け入れられることになっていましたが、世界中の宇宙局の理事たちはこの事実について全然話さないが、今までの研究の結論は全部同じで、又、その反対に述べている論文はありません。
アンケートデータをもとに解析した結果市場規模は価格140〜200万円で年間1兆2,000億円以上の需要を生み出すと結果が出ています。これは現在の宇宙打ち上げ市場をはるかに越えるものであり、商業的にもっとも優れたものであることがわかります。
■今後の展望(準軌道宇宙旅行ビジネスの可能性)
上記内容はあくまで軌道宇宙旅行の話でありますが、100kmの数分の宇宙旅行である準軌道旅行ビジネスの可能性についても十分人気があり、ビジネスになることが予想されています。
高度百キロまで行って帰る再使用型ロケットを造るのは最初のステップとしていいと考えており、技術の面で簡単なので、水平型も垂直型も造れば水平型専門エンジニアも垂直型専門エンジニアも経験を集めて、将来のプロジェクトに参加することができることになります。
準軌道の弾道飛行の時間は約5分だけですが、旅行会社が既に数日間のパックツアーを売っています。訓練をしたり、色々な面白い活動をしたり、最後に宇宙まで飛ぶことが唯一の経験になります。数年前、ペプシ・ジャパンとサントリー社がこういうサービスについてキャンペーンをして、65万人は応募しています。宇宙観光は人気なので時間は短くても問題ないらしいです。上記に示したようにヒュートロン社は準軌道宇宙旅行サービスについてアンケート調査を行って、時間が短い宇宙への旅(準軌道宇宙旅行)でも人気があるとことが分かっています。
2002年10月、米商務省(デパートメント・オブ・コマース)は準軌道用・再使用型ロケットの可能な市場について報告を出版しました。準軌道用・再使用型ロケットは様々な違う利用があって、軌道までいける再使用型ロケットの研究のためにも役立っています。技術だけでなく、法律や保険やマーケティングなどの面でも役に立っていると書かれています。そのサービスが始まったらメーカーは輸送機を造って、航空会社は運行して、旅行会社も参加して、本物の宇宙観光ビジネスになれます。それから、このプロジェクトの成功に基づいて、軌道まで行けるプロジェクトは高くても考えられやすくなります。その後はご存知のとおりの軌道宇宙旅行ビジネス市場が開けます。
みんなで宇宙旅行実現に向けた活動に参加し、宇宙旅行ビジネス市場を開拓しましょう!
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