2004/09/30 (木)

スペースシップワン 予定通り10月4日 2回目飛行予定

9月29日(日本時間9月30日) 第1回目のX PRIZE挑戦を成功させたスペースシップワンは、予定通り優勝を決める2回目の飛行を10月4日に行うことを発表した。


今回の1回目の宇宙飛行は無事に高度100km以上に到達し、成功を収めた。
高度100kmに到達したにも関わらず、管制からの抑止の言葉を振り切ってメルビル氏は飛び続け、ついには高度102.87kmという民間で最高高度の記録を打ち立てた。
さすがは冒険野郎メルビル氏である。

X PRIZE優勝条件は同じ機体で再使用で2回成功することにあり、今回の飛行ではロールレートに若干の問題が上がったが、2回目の飛行にはなんら影響や問題は無く、予定通り次の宇宙飛行を10月4日に行うことを発表した。

メルビル氏は会見の中で次のように答えた。
「とても快適な楽しい飛行でした。
今回のロールの問題は私の操縦の問題であり、システムには何ら異常はありませんでした。
それも解決し、私は素晴しい宇宙の旅を楽しむことができました。
もっと早くにエンジンを止めていなければあと4マイル(6km)以上記録を伸ばすことができました。
皆さんが今回の飛行を楽しんでくれたことを祈っています。
もちろん、私は思いっきり楽しみましたけどね。」

関連サイト
SpaceFlightNews

祝!スペースシップワン 1回目宇宙飛行成功

スペースシップワンが予定通り1回目の宇宙飛行を成功させ、無事モハーベ空港に着陸した。

ホワイトナイトは日本時間の29日11時12分(現地時間6:42)ごろ離陸した。
スペースシップワンの腹にヴァージングループのロゴが目立った。
その後約1時間後の30日 0時12分(現地時間7:42)ごろ、2段目のスペースシップワンのハイブリッドロケットモーターに点火、ホワイトナイトから分離した。
そして、約80秒間点火し、高度を上げ、高度100km(62.5-mile )に到達した。
眼下には青い地球、頭上には漆黒の宇宙が広がる。

その後、高度を下げスペースシップワンの特色である翼を折りたたんで減速を行った。

日本時間30日0:33 (現地時間8:03)スペースシップワンは監視機スターチェイサーに見守られながら無事にモハベ空港に着陸した。

着陸の瞬間、大勢の観客から拍手が巻き起こった。

マイクメルビルはお得意のガッツポーズでスペースシップワンにまたがった。

事故なく今回のフライトに成功したことに心から祝福します。

NBCのライブニュース録画ビデオ

スペースシップワン無事帰還!!

TOUCHDOWN! 日本時間0:33(現地時間8:03) 見守る観衆の歓声の中スペースシップワンは無事モハーベ空港の滑走路に着陸し帰還した。パイロットのマイクメルビルは宇宙を旅して安全に地球に帰ってきた。到達高度が十分に達していれば1回目の挑戦は成功となる。