「準軌道(サブオービタル)宇宙旅行の魅力」
準軌道(サブオービタル)宇宙旅行は「弾道飛行」とも呼ばれるとおり、地上から弾丸が弧を描いて飛ぶように地上100kmの宇宙に到達し、地上に帰ってくるものです。
宇宙滞在時間は数分から十数分、と滞在時間は短いですが、料金は地球周回軌道(オービタル)宇宙旅行の22億円に対して1100万円から2200万円程度と、1%以下の金額で宇宙を体験できます。特別な訓練も必要ありません。ジェットコースターに乗れる程度に健康であればOKです。
無重力になる時間も数分というと短く思えますが、窓から見える黒い空と青い地球は地上では(飛行機からも)決して見ることのできない風景です。
準軌道(サブオービタル)宇宙旅行の魅力は滞在時間ではなく、その体験にあるといえます。
Space Adventures社の準軌道宇宙旅行の料金はおよそ10万ドル(約1100万円)です。
一見高そうですが、
家を買ったり、高級な車を買うよりも安く、宇宙旅行の夢を実現することができることは宇宙旅行が現実的なものとなったことの証です!
「準軌道旅行へいくには」
準軌道(サブオービタル)宇宙旅行はすでにいくつかの会社から売り出されていますが、日本で申し込むとするとおよそ2つに絞れます。
まず、2004年に民間宇宙船で初めて宇宙に到達し、X PRIZEも達成したSpaceShipOne(スペースシップ・ワン)の後継機で準軌道(サブオービタル)宇宙旅行を提供する予定のVirgin Galactic(ヴァージン・ギャラク
ティック)社、そして世界で唯一、実際に宇宙に旅行者を送り込んだ実績を持つSpaceAdventures(スペースアドベンチャーズ)社です。日本ではヴァージン・ギャラクティック社はクラブツーリズム(株)、スペースアドベンチャーズ社はJTBがそれぞれ代理店となっています。
ヴァージン・ギャラクティック社はスペースシップ・ワンの後継機、VirginSpaceShip(VSS)を利用し、料金は約20万ドルを予定しています。
これに対し、スペースアドベンチャーズ社が10万2千ドルを予定しています。使用する宇宙船はロシアのサブオービタルコーポレーションが開発する「コスモポリス21」、米Xコア社の「XERUS(ズィーラス)」、米ロケットプレーン社の「ロケットプレーンXP」などの中で運行可能となったものからサービスを開始する予定です。候補の中にはスペースシップ・ワンの後継機も入っています。
運行開始はどちらも2007年から2008年を予定しています。
また、ツアーは実際の宇宙飛行までの4〜5日間に行われるイベントも含まれており、宇宙飛行までの気分を盛り上げます。しっかりと心の準備をして、宇宙で待ちに待ったその風景を目に焼き付けてください。
スペースアドベンチャーズ社にはすでに多くの人が予約しています。
支払方法は予約金を1万ドル支払って予約し、その後1年ごとに1万2千ドルずつ積み立てていく方法と、10万2千ドルを一度に支払う方法があります。全額支払うと、先着100名まで限定で「Top 100クラブ」メンバーとして最
初の100人に優先的に入ることができます。
その他、詳細は契約前に文書などで説明があります。
説明をよく理解して契約を済ませれば、あなたは宇宙への第一歩を踏み出したことになります。宇宙に思いを馳せながら、その瞬間を心待ちにしていましょう。
日本でのJTBでのサービス受付開始は2005年10月からですが、Space Adventuers社に問い合わせれば今すぐでも受付を行うことが可能です。
ゆっくり星を眺める時間もとれない多忙なサラリーマンのみなさん。老後のプランに宇宙旅行ツアーを取り入れてみませんか?きっと、あなたの毎日もよりよいものになることでしょう。
「月旅行へ」
さらにSpace Adventuresでは、月旅行サービスの開始を発表しました。
月への旅行なんて夢のまた夢・・SFの世界と思われていたかもしれませんが、この発表に日本中、いや世界中の人が度肝をぬかれました 。
ペースアドベンチャーズ社は、記者会見で「DSEアルファ計画」と銘打ったミッション、初めての「民間人月世界旅行」(月の裏側への飛行)を発売すると発表しました。
「DSEアルファ計画」は、ディープ・スペース・エクスペディション(DSE):深宇宙探査プログラムの最初の企画であり、ロシア連邦宇宙局(FSA)およびロケット宇宙公社エネルギア(RSCエネルギア)との長年にわたるパートナーシップによって可能になったものです。
つまり、ロシアは本格的に月観光旅行ビジネスを国を上げて成功させようとしており、これをスペースアドベンチャーズ社が売り出すというわけです。まさに宇宙規模の旅行ですから、地球の国境なんか関係ありません。国境を越えた連携で、月旅行を可能にするのです。
この旅行は以下のような計画が検討されていますとなっています。
(1)堅牢確実な宇宙船ソユーズを利用し、ロシアの宇宙飛行士が操縦、地球の低軌道でアッパーステージブースター(月へ行く際に使うロケット)に直接ドッキングを行う方法
(2)国際宇宙ステーション(ISS)に数日滞在した後に月ロケットへのアッパーステージ・ドッキングを行う方法。
月までの道のりは片道約3日間、月の裏側を飛行し地球に帰還します。前者の場合の旅行期間は8〜9日間、後者の場合は9〜21日間となる予定です。
必要な研究開発や宇宙船の改装、試験飛行の後、早ければ 2008年にも打ち上げられる予定で、2人分の旅行者搭乗が可能であり、各1億米ドル(約110億円)で同じく2005年10月1日よりスペースアドベンチャーズ及びJTBから発売されます。
すでに世界では真剣な興味を示している、数名の見込み客の方がおります。
今すぐに宇宙へ行きたい・・・という人はこんなツアーを目標にしてみるはいかがでしょうか。
こんな高価な旅行も一旦実現すれば、どんどん値段は下がっていくことでしょう。10年後、ヨーロッパ旅行へ行くか、宇宙旅行に行くかパンフレットを見て悩んでいるあなたがいるかもしれません!
情報提供
・(米)Space Adventures Ltd,.
・(日)スペースアドベンチャーズ日本支社
お問合せ
株式会社ジェイティービー 宇宙旅行推進室
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お問合せは e-mail:space@jtb.jp
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スペースアドベンチャーズ
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